オランゲーナのくさくさブログ2

アニメの話や声優さんの話をする予定です!

倉岡水巴

2021年11月30日をもって、僕が推していた倉岡水巴さんは22/7を卒業しました。

今までの短い人生で何人かの声優さんやアイドルのことを応援してきましたが、「推し」という言葉を使ったのは倉岡水巴さんだけでしたし、恐らくこれ以上他の誰にも使わないのかなと思っています。
「推し」という言葉を「好きとは異なる(それ以上の)何か」として漠然と使っていましたが、そもそもどういうニュアンスが適切なんだろうかと思い調べてみたところ

”推し(おし):他の人にすすめること。また俗に、人にすすめたいほど気に入っている人や物。―デジタル大辞泉小学館)より”

とあって、推薦の推の字を使っているのだから「人にすすめる」ニュアンスがあるのは考えてみれば当たり前なのですが、自分は倉岡さんのことを所謂同担拒否のような感情から他人にそこまですすめてこなかったので、推しという言葉を当てはめるのはふさわしくないのかなと思いました。

じゃあどんな言葉が適切だったのかといえば、それはもう「恋」というしかなかったのでしょう。

自分がいつから倉岡さんのことを好きになったのか、推すようになったのか、恋をしていたのか、明確なキッカケやタイミングのようなものは無かったと思います。2019年2月頃からナナニジを追うようになって、7月22日のナナニジフェスの時には既にこの中では一番好きなのは倉岡さんだなと思っていましたし、9月には個別握手会で倉岡さんのレーンに並ぶようになっていました。
阿良々木月火ちゃんが言うところの「好きかなーって思って、好きだなーって感じて、好きだってわかる」ように、なんとなくいつの間にか好きになっていたというのが正直な感覚でした。

倉岡さんは自身のことを「アイドルに向いていない」と思っていたようでしたが、僕としてはなんだかんだアイドルの才能はあったと思いますし、アイドルとしての倉岡さんが大好きでした。
正直なところ「歌って踊ること」は最後まであまり上手くなかったですが(「歌うこと」は上手かったんですけどね)、それ故に見てるこっちを常にハラハラさせつつも時折見せる笑顔でホッとさせるところや、ガチのマジで「倉岡水巴はファン皆のための倉岡水巴だ」と思っている博愛精神だったり、なんといってもどうしようもなく憎めない愛嬌であったり、個人的にはそういう面に強くアイドルらしさを感じていました。
それと同時に、そのハラハラさせる不安定さが、彼女が「人間」であることを強く僕たちに感じさせましたし、その人間臭さが好きのベクトルを恋の方向に向かわせてしまったのかなと今となっては思います。出てくるエピソードトークに不真面目さが隠せないものだったり、人としてなんか問題あるものも多々ありましたし。

彼女自身、プライドの高さとそれ故の理想通りにいかないことへの自己肯定感の低さはあまり隠せておらず、その狭間でもがいていたからこその「アイドルに向いていない」という自認だったのかなとは思います。卒業発表時は世界の終わりのような気持ちでしたが、ある意味ここら辺がナナニジとしての彼女の潮時だったのかなと、今となっては納得していたりもします。見ているこっちとしても、ナナニジ以外の場所での方が殻を破れるのではないかと思うことはありました。
22/7というグループに対する「11人のままで」という想いは、元帆風さんの卒業の時に叶わぬ夢となったので……

この記事を書き始めたのは12月中旬頃だったのですが、グダグダとしているうちに海乃るりさんが吉宮瑠織さんとして芸能界に戻ってきました(オフィシャルには同一人物という訳ではないとかWikipedia編集合戦みたいなのには乗らない)。
この復帰へのスピード感からいっても海乃さんは次の話がついていて卒業していた訳ですが、一方倉岡さんは本人が言っているようにマジで何も決まっていない状態での卒業なので、まあ再び姿が見られるとしても相当先のことになるでしょう。望めば必ず入れるという業界でも無いですし。
卒業が決まってから公開されたインタビューでも度々「何らかの形で戻ってきたい」という旨の発言はあり、その意志は固いのかなとは思いますが、理由として「ファンの方に恩返しがしたい」という言い方をしていて、逆にその部分を抜きにしての本人の純粋な願望として「演じること」や「歌うこと」を生業にしたい気持ちをあんまり感じないというのもあります。
個人的には倉岡さんは音楽のセンスあると思うんでその方面で色々やってみてほしいのですが、当の本人はそこまで音楽好きでもなさそうなんですよね(別に嫌いでもないとは思いますが)。

そんな訳で、ファンが期待しているような復帰の仕方はしないんじゃないか、「ファンへの恩返し」を芸能活動以外の形でやろうとするんじゃないか、とか思ってたりする最近です。
まあ芸能の世界に戻らないなら戻らないで、こっちはこっちで関西に移住して毎週末Oh!Meやイオンモール草津にナンパしにでも行きますかね~

終わりで~~~~~す!!