オランゲーナのくさくさブログ2

アニメの話や声優さんの話をする予定です!

ぽ太郎楽曲全曲レビュー

 2017年9月13日に内田彩さんのニューアルバム『ICECREAM GIRL』が発売されます。おめでとうございます。 これを記念して、2017年5月23日にリリース(?)されたぽ太郎氏のファーストフルアルバム『One Cours One Life』の全曲レビューをさせて頂きたいと思います。

https://www.audiomack.com/embed/album/potaro/one-cours-one-life-2

  1. The First Piece  「0から1、そのための第一歩」という宣言から始まるこの曲。何度も繰り返される「俺は本気を出してないだけ」というフレーズ、曲の前半では「今まで何もしてこなかった自分」への後悔の意味が強いが、後半段々と前へ向かう内容が歌われるにつれ「これからは本気を出す」という宣言のようにも聞こえてくる。というより言うことで背水の陣を敷いたのだと思う。ともかくアルバムを作るということへの覚悟と意志が詰まっている曲である。

02.P.O  まずイントロで過去のハンドルネームを列挙するこの曲は、ぽ太郎氏が過去に影響を受けたアニメからのサンプリングによって歌詞を構成することで(そもそもトラックがフタコイオルタナティブからのサンプリングである)自分がどんな人間であるかを表明する曲となっている。The First Pieceと比べると、過去の自分を嘆くというよりは、笑いに変えて前に進んでいくようなベクトルを感じる内容だ。その意志は「ただのワナビじゃ終われねえ」というフックにも強く表れている。  しかしこの人、キスダムイーハトーブ幻想以外のエーイチアニメはそこまで好きじゃないのに「エーイチ大好きっ子」を名乗っていたの、大した根さである。  ちなみに津田沼モリシアは、μ’sのファンミ幕張公演の際に楠田亜衣奈さんがオススメしたお好み焼き屋さんが入っていることでも有名である。

  1. Voice Pig Christmas Love Song  前2曲が直接的にぽ太郎氏自身のことを歌った歌であるのに対し、Voice Pig Christmas Love Songは架空の声豚の姿を寓話的に描く曲である。当然この曲の主人公(?)にもぽ太郎自身の要素も含まれているのだろうが、声豚という生き物全員に通ずる悲しみをどこか俯瞰的に歌っているように思える。ただ声豚3部作の最後では声優さんと結ばれることを考えると、プレゼントを選ぶのに6時間かけた努力も無駄ではなかったのだなと感慨がある。  しかし女性は普段使う化粧品にコレっていうのを決めているはずなので、正直ロクシタン貰ってもどないすんねんってところもありますし、そういうところがオタクのアカンところなんでしょうね。好みがあるとはいえ食べれば無くなるお菓子あたりを渡すのが無難じゃないでしょうか。

04.うっちーGroovy!!!  内田彩さんの声だけをサンプリングして構成されたヤバすぎるビートが印象的なこの曲。内田彩さんの可愛らしい声とのギャップを狙うためか、普段よりも邪悪な声(?)でラップをしているぽ太郎さん。内田彩さんの特徴や可愛らしい所、強い信念を固い押韻で表現しており、同じく内田彩さんを題材とした音源を作った者として完全に敗北を感じている。「実は 緒方恵美ばりに 中身 男勝り 生ビール」あたりのリズミカルな押韻は見事である。

続く……