オランゲーナのくさくさブログ2

アニメの話や声優さんの話をする予定です!

なにかをつかむことでなにかをあきらめないこと、脳にSPACE 心にSPACE

毎度のごとくこじつけブログです。

◇「なにかをつかむことでなにかをあきらめない」というラブライブの根底にある考え方  『想いよひとつになれ』の歌詞にあるこのフレーズ。11話のストーリーに完全にシンクロしたこのフレーズは、この曲を聴くもの・見るものの心をガッチリと掴みました。  しかし「なにかをつかむことでなにかをあきらめない」という意識。別にラブライブ!サンシャイン!!で唐突に生まれたものではなく、μ’sの頃からずっと根底にあったものが、このフレーズによって我々にとって印象的で分かりやすい形として昇華されたのではないでしょうか。  ラブライブ2期の9話では、豪雪による天候不良の中、穂乃果たちは学校説明会とラブライブ最終予選のどちらかを捨てることなく、両方を全力でやりきり、最終予選を突破し本戦出場を果たします。  また、劇場版でμ’sは「μ’sを終わりにするか」、「後続のスクールアイドルのために続けるか」の二択を迫られます。穂乃果は、「全国のスクールアイドルの素晴らしさを伝える最後のライブをする」という両方を選び取る選択をし、実現させます  このようにラブライブでは、困難な二択を「両方選ぶ」事によって突破してきました。二択があった時にどちらかを選ぶのは「普通」のことです。しかし、ラブライブは「普通じゃない」選択を、結果を、輝きを掴みとってくれるので、見ている僕たちは普通じゃなく並はずれているくらい心を動かされてきたのです。そして、その信念はAqoursにも受け継がれており、象徴的な形で表に出たものが「なにかをつかむことでなにかをあきらめない」なのです。

◇脳にSPACE 心にSPACE 今いるところにSPACE  小見出しKREVAの『SPACE』という曲の一節になります。  リード曲であるSPACEの収録されたアルバム『SPACE』発売時のインタビューにてKREVAはこのように言っています(https://www.barks.jp/news/?id=1000087526

“歌詞でも言ってるんですけど、脳にスペースができるということを、身をもって感じたんですよ。この歳で水泳を始めたんですけど、水泳をやってる時間は水泳のことしか考えられないんです。徹底的にフォームから教えられて、頭の角度、足の角度、手の挙げ方、息継ぎのタイミング、目線とか、注意することがいっぱいあって、水泳のことしか考えられない。頭の中が水泳で埋まって、音楽を忘れられる。そうすると、また音楽に戻った時に脳にスペースができて、そこから新しい風が入ってきて、新しい考えが生まれて歌詞がするっと書けたり、いい曲ができたり、そういうことが何度もあったんですよ。”

 この話はラブライブサンシャインに例えて言うならば、梨子ちゃんはスクールアイドル活動に夢中になることで「ピアノを弾けなかったこと」を忘れられる。そして、またピアノに戻ったことで脳にスペースができて、海についての曲を描くことが、ピアノコンクールの本番で弾くことができたのです。これこそまさに「なにかをつかむことでなにかをあきらめない」の象徴と言っても過言ではないでしょう。  「なにかをつかむことでなにかをあきらめない」とは、「本当は一つのことに専念すべきなのだろうけど、やりたいことを絞れないので二つともやってみる」ということではなく、そもそも「一つのことに専念するより、二つのことを両方やっている方が良い発想が生まれて上手くいく」ということなのだと思います。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=99pQtvoyOEQ] ◇最後に、僕たちが生きていく中で「なにかをつかむことでなにかをあきらめない」こと  「なにかをつかむことでなにかをあきらめない」という言葉、Aqoursのように全力で夢を追いかけてはいるわけではない人、現状輝くことができていない僕たちにとっても、普段のちょっとした生活から意味を持つ言葉なのではないか思います。  例えば、テストが近い時、「勉強しなきゃいけないから○○は我慢しよう」と言ってる人よりも、勉強もしてちゃっかり遊んでもいる人の方が総じて点数が良かったりします。そもそも勉強に集中したいと他の事を断とうとしている人は結局大して勉強出来てない事が多いのではないでしょうか。これもやっぱりちゃっかり遊んでいる人の方が「脳にSPACE」ができているからだと思います。「やめろ忙しさの自慢なんて 捻り出せアイデア、時間、金」なのです。  買い物をしている時に「AとBどっちを買おう」と悩んでいる時だって、別に破産しないのないなら両方買ってしまえばいいのです。何を食べるかで迷ったら何でも食べればいいし、その後全力で運動したらよいのです。自分で自分のやることにストッパーをかける理由なんてない。  結論としては「何かをやりたい」と思った時に、あれやこれや理由をつけて結局やらないのは損なことで。もし、その時手放せない何かを抱えていたとしても、思い切って両方やれば良いし、普段からそういう風に生きていけば良いということではないでしょうか。