オランゲーナのくさくさブログ2

アニメの話や声優さんの話をする予定です!

『Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~』に寄せて

 ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~全日程が終了しました。自分は生で3公演(埼玉両日、福岡1日目)、LVで1公演(大阪2日目)参加しましたが、2ndツアーからもより進化したライブになっていたと思います。  ライブの全体的なセットリストやあらすじはそういうのをダラダラ書くことが好きな人に任せれば良いし、友人との想い出は自分の胸の中にしまっておけば良いので、自分が彼女たちを見て強く想ったことをピンポイントで描くことにしました。

◇チカラ  僕は普段、アニメなり曲なりを褒める際に「チカラ(力)がある」という言い方を多用します。その「チカラ」という言葉を明確な定義を持たず感覚で使っているわけですが、今一度自分が「チカラ」という言葉に伝えたい意味・ニュアンスについて考えてみたところ、「見た・聴いた人に影響を与えられること」なのではないかと一旦の結論を付けました。 例えば、地球少女アルジュナを見た後はハンバーガーを食べることに罪悪感が湧いたりするように(食べないとは言っていない)。  今回の3rdライブツアーでチカラを感じた部分といえば、100人中99人は同じことを言うと思いますが、やはりMIRACLE WAVEになります。伊波さんのパフォーマンスには、彼女だけでなくAqours9人のこの曲・ライブにかける想い・エネルギーが乗っかっており、その想いは客席やLV会場まで、それこそ波のように伝播していたと思います。一旦ステージが暗くなった後の(振付ではない)彼女たちだけの円陣からも、その想いは想像できました。  Aqoursのライブを見た後の感想で「自分も何かに挑戦したいと思った」という旨のものをよく見かけますが、これもAqours9人が、伊波さんが、見ている人に影響を与えている証左なのでしょう。ただ、僕自身としてはAqoursのライブを見たからといって、これ見よがしに何かに挑戦しようとしなくても良いと思います。彼女たちとの思い出を胸に抱えて、日々を今までよりも少しだけ一生懸命に生きることができれば、それだけで十分「チカラを受け取った」ことの証明になるはずです。

◇絶対負けないんだ  3rdライブツアーで満を持して披露されたAwaken the power。実際にライブで聴いて、音源で聴く以上に「絶対負けないんだ(絶対負けないって)」の部分が心に響きました。心に響いたというよりも、ライブを見てようやくアニメ本編で伝えたかったことが理解できたというべきかもしれません。 Saint Snowラブライブ予選で負けていますし、Aqoursも廃校を阻止できないという敗北をしています。敗北を経験した11人が「絶対負けない」と歌うことに、大きな説得力があると思うのです。  勝負というのは時の運なので、自分に不足が無かろうと負けてしまうことはあります。だからこそ実際に負けてしまった時に「心が負けない」ことが重要で、心さえ負けていなければ、それから何度でも立ち上がれるのです。  だからこそ、Awaken the powerは彼女たち11人の歌であり、僕たちの歌でもあります。僕たちは、これから先の人生も、心の中にAqoursSaint Snow、Awaken the powerが確かにあるから、絶対に負けないのです。

◇なんだかんだ言いつつもピンポイントでアクションを貰えると嬉しい  ルビィちゃんのソロ曲をLVで見ていて印象的なことがありました。降幡さんがトロッコで客席の間を移動し歌っている間、絶えず何かしらのアクションを、無限のがんばルビィをしていたのです。初めは「そこまで同じ動きを繰り返さなくても」と思っていたのですが、画面に満面の笑みをしたオタクが映った瞬間考えが変わりました。会場にいるオタクにとってすれば、演者がトロッコで目の前を通ってくれるのは一瞬です。その一瞬を心に焼き付けてもらうために、絶対に後悔させないように、彼女はスクールアイドル黒澤ルビィとして周りにいるオタク一人一人に対してがんばルビィをしていたのです。遅れながらもそのことに気づいた僕は、降幡さんの心意気と魂にただただ心打たれるしかありませんでした。  また、高槻さんにも印象的なことがありました。埼玉公演1日目、花丸ちゃんのソロ曲おやすみなさんでは、アリーナを1週トロッコで回りながら歌うのですが、トロッコ押すおじさんのミスなのか曲が終わったところで全体の2/3くらいしか進んでいませんでした。当然全体の流れを止める訳にもいかないので、次の善子(ヨハネ)のソロ曲が始まる中トロッコが退場することになるのですが、花丸ちゃんは客席に向かって手を振りながら曲に合わせてリズミカルに動いていたのです。僕は3塁側スタンドでも外野寄りの方にいたので、たまたまそれを目撃できました。今回の公演のセットリスト的にステージの真横側の人はアドバンテージを得づらい構成だったのもあって、埼玉1日目の印象として強く残った出来事でした。不測の事態にも気の利いた対応でオタクを楽しませてくれる高槻さんを、僕は「めっちゃ良い人や」とより一層好きになりました。

 余談ですが、福岡公演1日目のおやすみなさんでは絶対に花丸ちゃんは僕の方を指さしてくれました。間違いありません。