オランゲーナのくさくさブログ2

アニメの話や声優さんの話をする予定です!

Aqoursちゃんのライブを見たら強制的に輝きを目指さざるを得なくなった話

 『Aqours First LoveLive!~Step! ZERO to ONE~』2日間とも現地で見ました。いや、まあもうとんでもないものを見せられてしまいましたね。完成度の高さと、不完全なことから生まれる人間味が両方見られるなんて、人生でそう何回もある事じゃないっす。ZERO to ONE、0から1というのはアニメでも繰り返し描かれていたことで、それを1stライブでキャスト、スタッフ、関わった皆で体現することでプロジェクト全体のテーマとして完全に定まりました。「関わった皆」というのは、もちろん見ていた僕らも含まれる訳で、あの場で、またはLVで「10」と叫んだならば、0を1に、輝きを目指さなければ、一歩を踏み出したAqoursの9人に申し訳が立たないのです。

 「0から1」の0が何を指して、1が何を指すのかは、一人ひとりの心の中にあります。そのことを、高槻かなこさんのコメントを聴いて思い出していました。人によっては「人気アニメの続編にキャスティングされるなんて、その時点で勝ち組じゃん」と思うかもしれません。しかし、高槻かなこさんは、メンバーとの合宿で体力がなく周りについていけなかったことを0と認識しました。そこから他のメンバーと対等に、いやそれ以上にレベルアップすることが高槻さんの1になった訳です。

 ここからは自分語りです。現時点の自分、確かに二年、三年前と比べれば輝くためのヒントを得ているかもしれません。でもやっぱり外側から見ると「凄い人の金魚の糞」でしかないのです。面白い人たちと一緒になって何かをしているけれど、じゃあ自分一人で何ができるのかと言われたら、何もできないんですよ。今のままだと、ただ目立つ人を太鼓持ちしているだけになってしまう。やっぱり、そこを一個乗り越えて、彼らと「対等」でありたいんですよ、僕は。そのためにも一人で一通りこなせるようになりたいというのが、僕の今の1になります。具体的に言えば、自分でビートも作ってミックスもできるようになることです。楽しい人たちと一緒にいたいから、一方的に頼らなくて済むように自分で色々するし、自分自身の存在感ももっと出していきたいのです。

 3月3日放送のAqours浦の星女学院生放送で、伊波杏樹さんがMIRAI TICKET冒頭の演劇パートについて「演じるというよりも、自分の中から自然と出てきた言葉だった」といった旨の話をしていました。それはある意味で究極の「演じる」ということであり、そしてキャラクターとキャストが一体となるラブライブの到達点の一つであり、非常に心に残りました。1stライブの二日間で一際輝いていて、表現とは身体全部を使ってするものなのだということを僕に分からせてくれた、伊波さんのパフォーマンス。それはやはり、日々の鍛錬の中から生まれたものだと思うのです。表現が全身、指の先まで使ったものであることを理解している彼女は、おそらく日々の一挙手一投足から、「この動きは人からどのように見えているのか」を考え、実践しているはずです。自分の中から自然と出てきた言葉・想いを伝わるように表現するには、高い技術が必要となります。本人は、本番では無意識的だったかもしれませんが、日々技術を高める努力をしているからこそ、小手先で意図したものではなく自然なものとして身体の外に出てくるのだ、と思います。「小手先のスキルじゃ通用しない」とはよく言われることですが、これは「スキルじゃなくて気持ちが大事」という意味ではなく「しっかりとしたスキルを身につけなさい」という意味でしょう。僕自身もただライブを見て、ニコ生を見て心に衝撃を喰らっているだけでなく、伊波さんの0.001パーセントでも表現することをがんばりたいなと、例えば発声にしろもっと気持ち良く聴こえるように試行錯誤しなければなと思ったのです。ただ頑張った感覚を得るためにテキトーにやるのではなく、しっかり録音して聞いて、人からどう聞こえているかを意識しなければならないのでしょう。身体だって猫背を直そうとか、そういった小さいことからでも意識していきたいなと思います。

 以上、話の筋が蛇行しすぎていますが、要するに今後の自分の意志表明ということです。あぁ、逃げ道がなくなってしまう。